院内感染を防ぐために全員が協力してくれて頭が下がる思いです

私が開業している歯科クリニックでは、ウイルス・細菌除去対策として希釈した次亜塩素酸水を噴霧器を利用して各種医療器具に噴射しています。

次亜塩素酸水は塩素系洗剤を約0.5%の濃度になるように水で希釈しており、クリニックでは毎日10Lのポリタンクで自作しています。新型コロナウイルスの罹患者が増加した3月中旬以降、次亜塩素酸水はもちろん、噴霧器すらも入手しづらい状況が続き、身近なもので代用するしか術がありません。

噴霧器に至ってはホームセンターの園芸コーナーで扱われている300ml霧吹きを使っていますが、工夫をしてしっかりとウイルス・細菌除去対策をしていることで円滑に診療を続けられています。

患者の診療で使用した医療器具の消毒にも次亜塩素酸水を利用しますが、これら器具には患者の唾液が付着しているので、2%の濃い濃度で洗浄処理をします。ウイルス除去対策をするにあたり、看護師や受付スタッフ達に負担を強いていますが、院内感染を防ぐために全員が協力してくれて頭が下がる思いです。