漂白剤を水で薄めたもので椅子やドアノブを除菌

私が勤めている病院では、患者さんや職員がさわったり接触する部位である食器、手すりやドアノブなどに、次亜塩素酸ナトリウムで殺菌をしています。

次亜塩素酸ナトリウムは市販の洗濯などに使用する漂白剤を水で薄めたもので、濃度は0.05%、500mlのペットボトルにキャップ1杯の漂白剤を薄めるとこの濃度になり、これを雑巾などに付けて朝の診療前や診療後に清掃していまる。この方法はノロウイルスなどのさまざまなものに効果があり、以前はスプレーなどに入れて噴霧器として椅子やドアノブに噴霧して拭いていましたが、これでは噴霧した時の微細な水滴と共に付着したウイルスが付近に広がることになると聞き、雑巾での拭く処置で徹底していています。

本来なら拭いた後は水拭きなどの処置が必要ですが市販の漂白剤を使っているので水拭きは省略し、手荒れなどを起こすと傷からウイルスが侵入することもあるので、必ずゴム手袋をはめて十分に換気をしながら丁寧に拭いています。