次亜塩素酸水は3種類に分類できますが、これらの中で最も安全で殺菌効果が高いと厚生労働省によって検証されたのは微酸性のものです。次亜塩素酸ナトリウムのような塩素系漂白剤は、アルカリ性で人体や金属製品に影響を及ぼすだけでなく次亜塩素酸の比率が少ないため除菌力がそれほど強くありません。一方で塩酸や塩化ナトリウムを使って作られた微酸性の水溶液は、次亜塩素酸の比率が最も多くなり除菌力が高まります。
アルカリ性に傾くほど次亜塩素酸の濃度が少なくなって、代わりに次亜塩素酸イオンの比率が多くなると殺菌効果は弱くなってしまいます。塩酸や塩化ナトリウムを電気分解して作られた微酸性の水溶液ならば安全性が優れているだけでなく殺菌効果が高いため、細菌・ウイルスの除菌や手指の消毒にも使用できます。